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運送業のコロナ影響下げ止まり、5月好転見込む

2021年4月15日 (木)

調査・データ国土交通省がこのほど公表した「新型コロナウイルス感染症による関係業界への影響調査」の3月分のまとめによると、貨物自動車運送業の14%が2019年同月と比べて2割以上減収したと回答していることが分かった。2月に比べると1ポイント改善しているものの、昨年11月に一時11%まで下がっていたものが、ことしに入ってから14%(1月)、15%(2月)、14%(3月)と下げ止まりの状況が続いている。

▲貨物自動車運送業の運送収入への影響(出所:国交省)

品目別では、製造業の生産活動が停滞している影響で、特に「鉄鋼厚板・金属薄板・地金等金属素材」や「完成自動車・オートバイ・自動車部品」などに顕著なマイナス影響が表れた。

一方で、4月・5月については、減収となる事業者の割合が69%(4月)、64%(5月)と改善に向かう見込みで、20%以上の減収を見込む事業者も、5月には11%まで減少する見通し。

内航貨物船は、4月・5月に減収を見込む事業者が3月と比べて拡大するものの、10%以上の減収を見込む事業者の割合は減少傾向にあり、マイナス影響が小さくなっていく見通し。

▲内航貨物船の売上高への影響(出所:国交省)