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滋賀で道の駅からの自動運転、2か所目の社会実装

2021年4月16日 (金)

国内国土交通省は23日、滋賀県東近江市の道の駅「奥永源寺渓流の里」を拠点とする貨客混載の自動運転サービスを開始する。高齢化が進行する中山間地域における生活のための移動手段の確保に向けたもので、全国では2か所目の社会実装となる。

▲ヤマハ発動機製の使用車両(出所:国土交通省)

道の駅から黄和田町、杠葉尾町までの往復4.4キロメートルを、ヤマハ発動機製の車両1台で運行。東近江市が運営主体となり、地元の有償ボランティアが乗車し、ハンドルなどの操作はせず運行を監視する。運賃は150円、運送料は100円とする。

最高速度は時速12キロメートルで、定員は6人。うち乗客は4人までとする。運行頻度は水・金・土・日曜日の週4日で、ゴールデンウィークや年末年始などは道の駅の営業日を踏まえて実施する。

国交省は2017年度から現在までに、自動運転サービスの実証実験を全国18か所で実施。このうち8か所で長期の実証実験を実施し、19年11月から秋田県上小阿仁村で1か所目の社会実装を開始している。