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エスライン通期、減収もコスト削減で営利5割増

2021年5月7日 (金)

財務・人事エスラインが7日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高477億8200万円(前年同期比2.5%減)、営業利益15億300万円(54.4%増)で、減収ながらも大幅な増益となった。最終利益は、前年度に固定資産売却益を計上したことにより9億7100万円(68.9%減)。

主力の物流関連事業は「輸送サービス」「物流サービス」「ホームサービス」の3部門のうち、物流サービスとホームサービスの2部門が増収。しかし主力の輸送サービスは、コロナ禍で特積み貨物の輸送量が大幅に減少し、全体では減収となった。

一方、利益面では、幹線輸送における運行コースの再編・見直しによる外部委託費減、集配業務におけるAI配車システムの活用による生産性向上などにより、営業利益は大幅に改善した。軽油単価が比較的安く推移したことも寄与した。

なお、今期は売上高500億円(4.6%増)、営業利益17億5000万円(16.4%増)、最終利益11億5000万円(18.4%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/通期 [前年同期比]21/3/3Q [前年同期比]21/3/中間 [前年同期比]21/3/1Q [前年同期比]
売上高47,782 [-2.5%]36,108 [-3.6%]23,519 [-5.4%]11,611 [-5.1%]
営業利益1,503 [54.3%]1,170 [36.2%]497 [-11.4%]111 [-40.6%]
最終利益971 [-68.9%]842 [65.1%]384 [23.5%]106 [-26.9%]
売上高営業利益率3.1%3.2%2.1%1.0%