ロジスティクストナミホールディングスは12日、「特積系総合物流事業者」のカテゴリーでセイノーホールディングス、福山通運に続く3位のポジション固めを将来ビジョンに掲げた新たな中期経営計画を策定した。
新中計は2023年度を最終年度とする3か年を対象としたもので、23年度に売上高1600億円、営業利益80億円の数値目標を設定した上で、年限を切らない「ビジョン」として、セイノーホールディングス、福山通運に続く特積系総合物流事業者トップ3、売上高2000億円(20年度比)、営業利益100億円を目指す。
デジタルトランスフォーメーション(DX)施策を積極的に打ち出して業務効率を高めつつ、3PLなどのロジスティクスサービスと輸送部門の連携を強化。新規流通センターの開発を積極化して輸送事業とのバランスを取る一方、M&Aや事業再編を進めて事業規模の拡大と効率的な組織づくりを進める。
3年間の投資計画として200億円を想定し、21年秋には大阪府箕面市に京神倉庫が「箕面支店倉庫」を、トナミ運輸が埼玉県春日部市に「春日部流通センター」(仮称)をそれぞれ開設する計画。事業基盤が弱いエリアやカテゴリーを中心にM&Aにも注力する。