ロジランドが東大阪に物流施設、SBSに全棟賃貸

拠点・施設ロジランド（東京都渋谷区）は14日、大阪府東大阪市で延床面積1万6337平方メートルの賃貸物流施設「LOGILAND（ロジランド）東大阪」の開発に着手したと発表した。SBSロジコムが単独で全棟利用する賃貸借予約契約を締結済み。

ロジランドにとっては初めて関西で開発する物流施設となるが、建物の使い勝手、立地、賃料のバランスを意識した開発方針を明確にし、今後は関東、関西、中部、九州を中心に5000坪から1万坪の中規模開発を年間300億円程度手がける考え。

同社はロジランド東大阪の開発予定地について「従前の敷地は出入口が1か所のみで、前面道路の幅員がやや狭く、大型車の運用に懸念があった」と大型物流施設を建設する用地としては課題があったことを明らかにした上で、「出入口を新設し、道路拡幅整備を行うことで幹線道路からの大型車がスムーズにアクセス可能な物流施設となった」と説明。

同社が開発に携わったことで「使い勝手、立地、賃料のバランス」に優れた施設設計になったことを強調している。

現地は阪神高速道路東大阪線水走ICから2.1キロと近く、東大阪トラックターミナルにも近接。周辺には住宅地が多く、従業員を雇用しやすい立地となっている。

■LOGILAND東大阪の概要
所在地：大阪府東大阪市布市町1-33-2、36
敷地面積：8278平方メートル（2504坪）
延床面積：1万6337平方メートル（4942坪）
構造：RCS造
規模：地上4階建て
着工：2021年4月15日
完成：2022年6月15日
設計・施工：西松建設