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豊田自動織機、自動物流車両開発で米AI企業と提携

2021年5月19日 (水)

M&A豊田自動織機は19日、シリコンバレーに拠点を置く、AIスタートアップのサードウェーブオートメーション(TWA)との戦略的パートナーシップ協定締結を発表した。開発する自動運転フォークリフトなどの自動物流車両に、TWAのAI技術や画像認識技術を実装することで、物流の飛躍的な高度化や効率向上を目指す考え。

TWAは機械学習に関する独自技術を活用して、クラウド型の自動運転学習プラットフォームを構築し、複数車両が自動運転の精度を高めるシステムの開発にも取り組む。両社は協業を通じて「学習結果の共有により、車両自らが継続的に改善する革新的なシステムによって、物流の完全自動化を実現する」とビジョンを示している。

TWAは画像認識と機械学習に強みを持つAIスタートアップで、2018年にトヨタ・リサーチ・インスティトゥートから独立。物流分野を自動運転技術の実装先として有望視し、フォークリフトなど物流車両の自動化開発に注力している。