拠点・施設住宅建築用資材の流通や輸入販売などを手掛けるナイス(旧社名:すてきナイスグループ)は21日、「関東物流センター」(埼玉県越生町)の第2期工事の再開を発表した。首都圏の物流体制の再構築と強化に向けたもの。
第2期工事の期間は2021年9月から22年9月頃までで、倉庫などの建築に8億円を投じる。また、第2期工事の終了後には、24年3月までに適宜、首都圏物流網の再構築を行うこととし、設備投資などに40億円を投じる。
なお、同社は19年3月に「関東物流センター」の第1期工事を完了。その後は埼玉エリアや多摩エリアの複数拠点の物流機能を同センターに統合していた。
しかし同年5月には金融商品取引法違反の嫌疑で証券取引等監視委員会による強制調査を受け、同年9月には特設注意市場銘柄に指定されたのち、20年12月に解除。起訴されていた刑事裁判については21年3月に判決を受けて控訴しないこととし、今日の発表に至っている。