ナイス、関東物流拠点で2期棟着工

拠点・施設ナイス（横浜市鶴見区）は14日、同社の大型物流拠点「関東物流センター」（埼玉県越生町）で第2期工事を着工すると発表した。首都圏で最適在庫・物流体制を整える。

▲関東物流センター（出所：ナイス）

同社は全国で物流体制の再構築と強化に取り組んでおり、首都圏では圏央道の開通に伴い、2019年3月期に「関東物流センター」を開設。大幅に利便性が向上した郊外部を有効活用した拠点として運用している。

新たに着工する関東物流センター2期工事は、建築資材事業で木材流通サプライチェーンの活用を図るために同センターを重要な拠点と位置付け、首都圏で市場競争力の強化、収益力の改善を目指すために新設するもので、首都圏全体を見据えた商品の保管を集約する。

併せて最適な在庫体制を整え、ストックヤード機能だけでなく木材商品のアッセンブル機能などを付加することで、サービスレベルを高める。

▲3月30日に執り行われた地鎮祭（出所：ナイス）

同社は「首都圏での物流拠点、ストックヤード機能を担う大型拠点や現場配送機能を担う都市型拠点など、各地の立地特性を生かして役割や機能を考慮し、取引先に対するサービスの質を向上させるとともに、効率的な物流網の再構築を図ることで、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を実現していく」としている。

■関東物流センターの概要
所在地：埼玉県入間郡越生町大谷352
敷地面積：4万1347.12平方メートル（1万2500坪）

■第2期工事の概要
構造：鉄骨造平屋建て（2棟）
建築面積：2789.44平方メートル、3400.59平方メートル
設計監理：ワイ・ジャスト
施工：ワイ・ジャスト
工事期間：2022年4月～2022年10月

■第1期工事（既存建物）の概要
構造：鉄骨造平屋建て
建築面積：4318.53平方メートル
工事期間：2018年8月～2019年1月