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MSC、欧亜間シー&レールでブロックトレイン

2021年6月4日 (金)

国際MSCは、4月に開始した欧亜間の海上・鉄道複合輸送サービス「タイガ・サービス」に関して、5月中旬に初のブロックトレインを運行したと伝えた。極東ロシアのボストチヌイで積み込んだ中国・韓国・日本からの貨物を、西部のサンクトペテルブルクまで13日間で輸送したという。

MSCは貨物の内容に関しては言及していないが、近年の中国発欧州向け貨物の急増などから「新たな輸送サービスに対する顧客の反応は非常に良好で、サンクトペテルブルクへの輸送量は十分に多い」と説明。今後のブロックトレインの運行にも意欲を示している。

MSCのタイガ・サービスでは、極東アジアからの貨物をコンテナ船でボストチヌイまたはウラジオストクに集約し、鉄道でサンクトペテルブルクまで輸送。その後は再びコンテナ船で、アントワープやロッテルダムなどヨーロッパ各地の主要港に海上輸送する。上海からサンクトペテルブルクまでは、海上輸送のみでは41日間を要するところを、24日間に短縮する。

MSCもアジア・ヨーロッパ間でシー&レール開始