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川崎市、冷凍庫温度上昇でワクチン6396回分廃棄

2021年6月14日 (月)

メディカル川崎市は13日、新型コロナウイルス感染症用ワクチン1066バイアル(6396回分)を廃棄すると発表した。同日朝に、巡回接種用のワクチン管理拠点に設置している保管用の超低温冷凍庫から警報音が鳴っていることに気づき、温度計の記録を確認したところ、規定温度を超えた後に再凍結していたことが分かったという。

冷凍していたのは厳格な温度管理が必要な米国ファイザー社製ワクチンで、解凍後に再冷凍して使用することはできない。使用していた超低温冷凍庫はEBAC(東京都目黒区)のディープフリーザー「UD-80W74NF」で、温度が上昇した原因は不明という。

EBACは、納品済みの294台の回収と交換を開始。川崎市は、改めて電源関係の確認を徹底するとともに、定期的に冷凍庫の温度を確認する体制を整え、予備の冷凍庫も配備するとしている。