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楽天、福岡・大阪のGLPに物流センター新設へ

2021年6月15日 (火)

EC楽天グループは15日、日本GLP(東京都港区)が開発する大型物流施設「GLP福岡粕屋」(福岡県粕屋町)と「GLP八尾I」(大阪府八尾市)の全フロアを賃借し、2つの物流センターを新設すると発表した。それぞれ「Rakuten Fulfillment Center Fukuoka」(仮)、「Rakuten Fulfillment Center Yao」(仮)として2023年中に稼働を開始する。近年のEC需要の増加を受けたもの。

Rakuten Fulfillment Center Fukuoka(仮・出所:楽天グループ)

福岡県粕屋町の新施設は地上4階建てで、延床面積は1万2500坪(4.1万平方メートル)。九州自動車道の福岡インターチェンジ(IC)からは1.5キロで、広域にアクセスしやすいエリアに位置している。JR篠栗線の門松駅からは徒歩20分。

大阪府八尾市の新施設も地上4階建てで、延床面積は1万6400坪(5.4万平方メートル)。近畿自動車道の八尾ICと東大阪南ICからは4キロで、西名阪自動車道、大阪外環状線などにアクセスしやすい位置にある。近鉄大阪線の高安駅からは徒歩12分。

Rakuten Fulfillment Center Yao(仮・出所:楽天グループ)

楽天は千葉県の流山市と習志野市、大阪府枚方市で、「楽天市場」出店店舗の商品の保管から出荷までを担う物流センターを運営中。また、千葉県市川市、兵庫県川西市、神奈川県の横浜市と相模原市で、「楽天ブックス」や「Rakuten Fashion」(楽天ファッション)、「楽天24」、「楽天西友ネットスーパー」などの直販サービスの物流センターを運営している。

■神奈川と西東京に新拠点開設へ
同社は今回の発表に際し、今後は神奈川県大和市と東京都八王子市にも物流センターを新設する考えを明らかにした。なお、物流拠点の運営などを担う楽天の物流事業は7月1日に、楽天と日本郵便が出資し共同運営する新会社「JP楽天ロジスティクス」に承継する。横浜市と大阪府茨木市の「楽天西友ネットスーパー」の物流センターは対象外。