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商船三井、LNG発電用のFSRU船がセネガル到着

2021年6月18日 (金)

環境・CSR商船三井とトルコのカルパワーシップ社は17日、アフリカ西部のセネガルでのLNG(液化天然ガス)発電プロジェクトに投入する「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」(カルエムオーエルLNGTパワーシップアフリカ)が、このほど同国の首都ダカールに到着したと伝えた。

■シンガポールからセネガルに曳航される「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」

同船はFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)を有し、洋上でLNGを再気化してパイプラインへ高圧ガスを送り出すことが可能。今後は、2019年10月から重油焚きで同国に電力を供給している発電船にパイプラインで接続し、2隻の一体運用によってガス焚き発電に移行するという。

両社が手がけるプロジェクトは、LNG運搬船から供給されるLNGをFSRUで再気化して発電船に送り、発電船がガスを燃料として発電し、セネガル国内に送電するもの。発電用の燃料を重油からLNGに転換することで、陸上にLNG受入基地などがない同国でも、環境負荷の低い電力を供給することができる。

■「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」の概要
全長:272メートル
全幅:47.2メートル
LNGタンク:モス型
LNG貯蔵能力:12万5470立方メートル

商船三井、アフリカLNG発電船PJ向けFSRU竣工