調査・データ一般財団法人の先端ロボティクス財団は、21日にドローンによるレベル3(目視外補助者なし)の東京湾縦断飛行実験を実施、無事に成功したと発表した。横浜市と千葉市間の50キロメートルを小型の固定翼ドローンの「カイトプレーン」が飛行したもので、午前8時40分に横浜市を離陸したのち、10時5分に千葉市に着陸した。
今回の実験は首都圏におけるドローン物流を想定したもの。同財団は、現在は離島や過疎地などではドローンによる荷物配送実験が盛んに行われている一方、法規制により都市部ではほとんど実施されていない現況について述べた上で、「ドローンによる物流は都市部で実現してこそビジネス性が向上し『空の産業革命』が加速すると考えられる」と主張している。