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CBcloud、PickGoのAPI公開で顧客獲得強化へ

2021年6月28日 (月)

サービス・商品CBcloud(シービークラウド、東京都千代田区)は28日に開催した報道関係者向けの説明会で、提供している求荷求車システム「PickGo」のAPIを「PickGo配送API」として公開すると発表した。3万7000人以上の配送パートナーを有するPickGoの利用を促すもので、利用企業はシームレスな連携により、配送網を強化し、ビジネスチャンスを拡大できるとアピールしている。

「PickGo」を活用した小売・外食店舗とのAPI連携イメージ(出所:CBcloud)

従来のAPI連携は、連携する各社とのオーダーメイドな接続や開発が必要だったが、荷主企業などはCBcloudが公開したAPIの提示条件に合わせて連携することで、従来よりも低コストでPickGoの自動マッチングサービスなどを利用できるようになる。同社によれば「配送マッチングプラットフォームとしてのAPI公開」は、業界では初の取り組みという。

説明を行う松本隆一CEO

同社の松本隆一CEOは説明会で、「速い・低品質・高い」ものとなっている従来のオンデマンド配送を「早い・高品質・安い」へと変える「オンデマンド配送2.0」のビジョンを示すとともに、PickGo配送APIが「その実現をシステム連携の面から支援する」と説明。データ活用による物流の効率化によって、荷主にとってはコストダウンが、ドライバーにとっては短時間配送案件によるすき間時間の活用などが可能になり、ともにメリットが大きいと主張した。

なお、同社によれば、すでにセブン‐イレブン・ジャパンが、PickGo配送APIを活用して「セブン‐イレブンネットコンビニ」でPickGoのパートナーによる配送を開始。そのほかにはフードデリバリー事業者も、導入によって配送力を強化しているという。