三井不など、長距離物流の継続的観測を実証

調査・データ三井不動産とパイクリスタル（千葉県柏市）は、長距離物流における運搬物の温度や振動を継続的に観測する実証実験に成功したと発表した。サプライチェーン全体での温度管理や、振動の観測データを用いることにより、積荷破損の防止など輸送品質の改善が期待できるという。

パイクリスタルは、有機半導体技術の商用化を目指すベンチャー企業。実験では、漁港から加工工場に運搬される魚の温度の計測や、荷物の運搬時に別の荷物と同梱させて振動の観測を実施。いずれも温度、振動を長時間正確に検知でき、クラウド上でも観測データを可視化することができた。