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日本健康経営、運送業健康管理システムで事故防止

2021年7月26日 (月)

環境・CSR日本健康経営(東京都千代田区)は26日、運送業に特化した「スマート事故防止システム」を開発したと発表した。ドライバーなど運送業者の従業員の健康状態を的確に把握することで、事故の抑止につなげる取り組み。ドライバーが業務で運転中に意識を失うなど健康に起因した事故が依然として続いている中で、このシステムは業界の注目を集めそうだ。

ドライバーを中心とする運輸業の現場では、若年層が集まらず高齢化が進んでいる。健康診断では見抜けない身体の異常による事故が発生していることから、従業員自身の健康管理とともに、事業者による従業員の健康状態の把握が課題になっている。

今回のシステムは、自身の健康状態を定期的に確認することで、健康管理の習慣を身に付ける意識付けを行う。また、産業医や保健師と連携することで、定期的な測定結果と健康診断結果を組み合わせて、個人の特性に合わせた健康指導を進める。また測定結果をデータ化することで、過去の健康管理の推移と今後の方針を明確化できるのもメリットだ。