ロジスティクスReport Ocean(レポート・オーシャン)は7月30日、世界の3PL(サードパーティロジスティクス)市場は2026年に1兆3379億1,000万米ドル(147兆1700億円)に達するとの予測を明らかにした。
同社がまとめた3PLビジネスの市場動向に関するレポートで、今後も中国やインドをはじめとするアジアを中心に、経済成長とEC(電子商取引)の急速な普及により、さらに同ビジネスの導入が進むと分析。グローバル企業が市場の潜在力を引き出す形で、市場の急成長を促すと指摘している。
アジアでは、持続的な経済成長により、ECや小売業におけるグローバルな取引が増加しており、物流市場がこれまでにない活況な状況にあるとした。企業は、物流業務をアウトソーシングすることで、業務効率化と収益性の向上を推進する動きが強まり、3PLへの投資を積極的に行う動きが広がると予測している。
さらに、デジタル化やITソリューション技術、いわゆる物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、あらゆる業種の企業が物流業務を3PLビジネスに依存する傾向がさらに強まる可能性があるとしている。