
(出所:中部電力)
国際川崎汽船と中部電力は4日、カナダ・ノバスコシア州で計画されている「イシュカ・タパ潮流発電事業」に関して、アイルランドの再生可能エネルギー開発企業のDPエナジーと共同開発契約を締結したと発表した。川崎汽船は開発費用の一部を拠出する。
同事業は、日本企業が海外で初めて参画する潮流発電事業。ノバスコシア州のファンディ湾で、世界でも最大規模の干満差を利用した水中タービン発電機による発電事業を開発する。2023年に1基目の水中タービンの運転開始を目指し、最終的には計3基を設置する計画だ。
現地の電力会社と15年間の電力販売契約を締結するほか、カナダ天然資源省から事業の補助金として総額3000万カナダドル(26億円)を受領する。