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国交省がSIC4カ所を事業許可、物流効果も期待

2021年8月10日 (火)

行政・団体国土交通省は、スマートインターチェンジ(SIC)4カ所の事業許可を、東・中・西日本の各高速道路会社(NEXCO)に対して行ったと発表した。8月6日付。また、SIC6カ所について、新たに準備段階調査に着手したことも明らかにした。インターチェンジ(IC)の間隔が長い区間について、地域における産業や観光振興、医療機会の確保など多様な目的で設置が進むSIC。物流施設の進出が大都市近郊だけでなく地方部にも波及するなかで、こうしたSICの建設は地域の物流インフラを支える社会資本として注目を集めそうだ。

国交省がこのたび事業許可を出したSICは、北関東自動車道「笠間PA(パーキングエリア)」(茨城県笠間市)▽東名高速道路「豊橋新城」(愛知県豊橋市、新城市)▽中部横断自動車道「両河内」(静岡市清水区)▽名神高速道路「黒丸」(滋賀県東近江市)、の4カ所。笠間PAは観光地への利便性、豊橋新城は工場の輸送時間短縮、両河内は防災機能強化と観光振興、黒丸は工業団地への物流機能強化がそれぞれ期待できるという。

準備段階調査に着手したSICは、道東自動車道「新得」(北海道新得町)▽東北自動車道「八幡平」(岩手県八幡平市)▽常磐自動車道「千代田PA」(茨城県かすみがうら市)▽北関東自動車道「足利」(栃木県足利市)▽東京外かく環状道路「外環八潮」(埼玉県八潮市)▽北陸自動車道「神田」(滋賀県長浜市)、の6カ所。