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米OSARO、33億円を調達してロボ開発力強化

2021年8月20日 (金)

財務・人事物流向けロボット開発の米OSAROは、オクターブ・ベンチャーズが主導するシリーズCの資金調達ラウンドで3000万ドル(32億9300万円)を調達したと発表した。OSAROのこれまでの資金調達総額は6750万ドル(74億800万円)に達する。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うEC(電子商取引)サービスの急速な普及で、物流現場の業務効率化が進展しており、物流ロボットの需要も急伸している。OSAROは資金調達を進めることで、ロボット開発の事業基盤をより強固にする狙いだ。

OSAROは今回の資金調達を受けて、機械学習プラットフォームを新しいオートメーションの応用に活用するなど、中核技術の能力を強化。AMR(自律走行搬送ロボット)やコンベア・システム、マテリアル・ハンドリング機器などを複合したロボット運用技術について、今後さらに製品ラインを拡大する。

OSAROのデリック・プリッドモアCEO(最高経営責任者)は、今回の資金調達の意義について、「OSAROの技術提案の幅を拡大することができる。ロボット・ソリューションの規模拡大と事業業績の向上につなげていく」と話している。