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ニチレイ、「重要性薄れて」コロナ状況開示取りやめ

2021年8月23日 (月)

ロジスティクスニチレイグループは23日、これまで開示を続けていた新型コロナウイルス感染の発生状況について、20日分以降の発表を取りやめると発表した。同社は昨年7月以降の感染者発生について、所属会社や勤務場所、陽性判明日などの詳細情報を発表してきたが、「感染者数の増加に伴い、逐一情報を発表する重要性が薄れてきていることや、取りまとめに時間などを要する」ことを理由に挙げている。公表すべき重要な事項が発生した場合は、速やかに情報を発信する。

同社グループでは8月に入り、合計で100人近い感染者が出ており、17日には9人、18日には19人、19日には8人を確認している。18日には、ニチレイ・ロジスティクス関東の平和島物流センター(東京都大田区)では、業務委託する協力会社の従業員6人の感染を確認した。

同社グループは感染拡大の防止に向け、出張や不要不急の外出の制限に加えて、時差出勤や在宅勤務などを実施。事業所においても手洗いやマスクの着用、アルコールによる手指消毒などを徹底している。従業員の感染が疑われる事業所は速やかに消毒し、感染者の確認後は保健所の指示のもと行動履歴を確認するなど、各種の取り組みを継続する。