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わらべや、札幌西工場で調理パン生産を暫定開始

2026年5月27日 (水)

事件・事故わらべや日洋ホールディングスは27日、わらべや北海道の札幌工場で2月16日に発生した火災について、続報を公表した。札幌工場は現在も操業を停止しており、復旧に要するコストや期間の精査に時間を要しているため、現時点で操業再開のめどは立っていない。一方で、製品供給を維持するため、釧路工場への製造移管や同業他社の協力に加え、暫定的な調理パン専用拠点として「札幌西工場」を設け、5月25日から一部製品の製造を開始した。

火災は2月16日16時52分ごろ発生し、同日22時52分ごろ鎮火した。人的被害は軽傷1人で、建物と製造設備の一部が焼損したほか、煙やすすが工場内の広範囲に及んだ。同社は原因について、外部専門家による調査を踏まえ、ガス設備の操作誤りと設備不良が複合的に重なってガスが漏えいし、製造機械の種火に引火したものとみている。

再発防止策としては、本社主管部門の主導で全工場を対象にガス専門業者による設備の詳細点検を実施する。現在使用していないガス配管の撤去、使用中配管の支持・固定強化、ガス漏洩検知器や緊急遮断弁の追加設置を進める。あわせて、緊急時対応やガス設備機器の使用マニュアルを整備し、従業員への教育訓練も強化する。

同社の北海道における製造・販売事業は、3月1日付の吸収分割により、札幌工場を含めてわらべや北海道に承継されている。札幌工場はコンビニエンスストア向け弁当や総菜などの供給を担う北海道内の主要拠点の一つであり、操業停止の長期化は生産・配送体制の再編を伴う。札幌西工場の暫定稼働は供給維持に向けた対応だが、本格復旧の時期が見えないなか、代替生産体制の安定運用が当面の課題となる。

業績面では、2027年2月期に札幌西工場の稼働準備費などの計上を見込むものの、現時点で連結業績予想の変更はないとしている。

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