ロジスティクスJR西日本と佐川急便は27日、「顧客体験価値の共創」に関する連携協定を締結した。鉄道を中心とするモビリティーと、宅配・物流ネットワークを組み合わせ、西日本エリアでの移動体験向上と交流人口拡大を目指す。
協定では、JR西日本の鉄道予約システムと佐川急便の物流配送システムを連携させ、移動と荷物配送を一体で利用できる仕組みを検討する。2030年代をめどに、JR西日本グループが掲げる「移動の共創プラットフォーム」を通じ、移動に関連するサービスと物流サービスをシームレスに提供する構想だ。28年をめどに、佐川急便の物流オペレーションシステムとの連携により、JR西日本グループが提供する荷物関連サービスの統合も目指す。
具体的な取り組みとして、6月から京都・大阪と広島・博多を結ぶ手荷物即日配送サービスの実証実験を始める。JR西日本、ジェイアール西日本マルニックス、佐川急便の3社で実施し、新幹線による都市間の高速輸送と、佐川急便のトラックによる地域内配送を組み合わせる。
サービス名は「Same-day Delivery WEST」。京都駅、大阪駅、新大阪駅から広島駅・広島市内ホテル、博多駅・福岡市内ホテルへ配送するほか、広島駅や博多駅から新大阪駅、大阪市内・京都市内ホテルへの配送にも対応する。荷物は当日21時までに引き渡す計画で、海外OTAのKlookやKKdayなどで販売する。JR西日本のレールパスとのバンドル商品も設定する。
訪日外国人旅行者の増加に伴い、鉄道移動時の大型手荷物は、駅や車内、観光地での混雑や移動制約の要因になっている。旅マエで移動と荷物配送を予約・決済し、駅やホテルで預けた荷物を目的地で受け取れる仕組みを整えることで、観光時の負担軽減と地方誘客を両立させる狙いだ。新幹線輸送と宅配網を組み合わせた手荷物配送が実用化すれば、インバウンド対応だけでなく、鉄道物流の新たな活用領域にもつながる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。





























