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川崎汽船、ジクシス用LPG燃料船の定期用船契約

2021年8月24日 (火)

ロジスティクス川崎汽船は23日、液化石油ガスの製造・輸送・売買事業などを展開するジクシス(東京都港区)との間で、23年夏の完成を見込むLPG・アンモニア運搬用VLGC(大型ガス運搬船)の定期用船契約を締結したと発表した。川崎汽船では初めての、LPGを主燃料とするLPG運搬船で、タンク容量は8万6700立方メートル。

同船は、LPGを燃料として利用できる二元燃料機関を採用し、従来の重油燃料に比べて二酸化炭素の排出量を20%削減。また、大気汚染の原因となる硫黄酸化物は90%から100%、窒素酸化物は10%から15%、排出量を削減できる。

なお、IMO(国際海事機関)が定めるEEDI(エネルギー効率設計指標)については、2022年以降の契約船に求められるフェーズ3をクリアしている。

■VLGCの概要
全長:230メートル
型幅:37.2メートル
型深さ:21.9メートル
タンク容量:8万6700立方メートル