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川崎重工、川崎汽船向け18.2万m3型LNG船を受注

2013年6月4日 (火)

産業・一般川崎重工業は4日、川崎汽船と18万2000立方メートル型LNG運搬船1隻の造船契約を締結したと発表した。坂出工場で建造し、2016年10月に竣工する。

国際石油開発帝石が主体となってオーストラリアで開発を進めるイクシスLNGプロジェクトからLNGの購入を決めている台湾の台湾中油向けLNG輸送に投入される。

受注したLNG運搬船は、同社が新たに開発した18万2000立方メートルのカーゴタンク容量を持つ世界最大のモス型LNG運搬船で、これまでのモス型LNG運搬船の最大船型「17万7000立方メートル型LNG運搬船」をベースに開発した。

17万7000立方メートル型のパシフィックマックスと呼ばれる船型の特長を最大限に活用するとともに、カーゴタンクとしてモス型ストレッチ球形タンクを2基、モス型球形タンクを2基搭載することで、カーゴタンク容積を5000立方メートル増加させた。

また、モス型LNG運搬船としては初めてDFD電気推進システムを採用し、低速域から高速域の幅広い船速域で優れた燃費性能を発揮する。