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商船三井、印製鉄大手と風力推進ばら積み船開発へ

2021年8月24日 (火)

ロジスティクス商船三井、商船三井ドライバルク(東京都港区)、タタ・スティール(インド・ムンバイ)の3社は24日、製鉄用原料などを海上輸送する際に排出する温室効果ガスの削減に向け、風力エネルギーなどを活用する新たなばら積み船の共同開発に向けた覚書を締結した。タタ・スティールは、年間の粗鋼生産能力が3400万トンに上る、世界的な大手製鉄企業。

3社はクリーン代替燃料の導入などに加えて、商船三井が手掛けるプロジェクト「ウインドチャレンジャー」で開発する風力エネルギーなども導入し、環境負荷の小さいばら積み船を開発する。

ウインドチャレンジャーは、伸縮可能な帆によって風力エネルギーを推進力に変換する装置を船舶に搭載することで、燃料使用量を削減する取り組み。商船三井は5%から8%程度の温室効果ガスの排出削減が見込める。

商船三井、東北電と風力推進石炭船の輸送契約