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三菱造船、仏トタルと液化CO2船の検討開始

2021年8月27日 (金)

▲液化二酸化炭素輸送船のイメージ(出所:三菱重工)

環境・CSR三菱重工グループの三菱造船(横浜市西区)は26日、フランスの大手エネルギー会社のトタルエナジーと、液化二酸化炭素輸送船の開発に関するフィージビリティ・スタディー(実効性調査)を開始したと発表した。石油・ガス事業における二酸化炭素排出量削減技術の開発を促進することで、低環境負荷エネルギーへの転換強化につなげる考え。

液化二酸化炭素輸送船は、脱炭素社会の実現のための開発が進む、二酸化炭素回収・貯留・転換利用技術分野において今後の需要拡大が期待されており、三菱造船は開発と事業化を積極化しているところ。今回の共同事業は、二酸化炭素輸送分野のエコシステム構築に大きく寄与するという。

三菱重工グループは、三菱造船の液化ガス輸送船建造で蓄積した高度なガスハンドリング技術や、三菱重工エンジニアリングの世界トップシェアの二酸化炭素回収技術など、グループ内の知見を結集して二酸化炭素バリューチェーンの構築に努めるとしている。

■液化二酸化炭素輸送船のイメージ動画