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座礁船、船首部分を八戸港に係留し油抜き取りへ

2021年8月27日 (金)

事件・事故日本郵船は27日、青森県八戸港沖で発生した木材チップ専用船CRIMSON POLARIS(クリムゾン・ポラリス)の座礁事故で、分断された船体の船首部が八戸港内に係留されたと発表した。今後は、船主が手配したサルベージ会社によって船首部の残存油の抜き取り作業と積載貨物の陸揚げが行われる。

作業が順調に進んだ場合、残存油の抜き取りは9月中旬、積載貨物の陸揚げは9月末に完了する見通しだ。依然として海上に留まっている船尾部については、海上保安庁はじめ関係者が調査を続けている。座礁事故による油などの流出問題は、船首部分の係留による油抜き取りなどの作業が進むことにより、事態の収集に向けた大きな節目を迎えた。

日本郵船は、座礁事故発生後より事故対策本部を立ち上げ、現地に要員を派遣。引き続き船主、船舶管理会社および関係者と協力して早期の事態解決に向けて全力で取り組むとしている。