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座礁船の油抜き取り終了、388キロリットル流出

2021年9月27日 (月)

事件・事故美須賀海運(東京都千代田区)は26日、8月11日に青森県の八戸港沖合で座礁し、船体が分断した木材チップ運搬船「クリムゾン・ポラリス」について、25日に現場に残っていた船尾部からの残存油の抜き取り作業が終了したと発表した。美須賀海運は同船の管理会社で、日本郵船がチャーターしている。

美須賀海運は今回の事故によって、クリムゾン・ポラリスから流出した燃料油の総量が388キロリットルに達したと発表。近隣住民や漁業関係者などに対しては「多大なるご迷惑をおかけしたことについて、改めて深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

木材チップをタイから八戸に運んでいたクリムゾン・ポラリスは、11日に強風にあおられて座礁したのち、12日未明には船体が2つに分断して油が流出。なお、船首部については9月11日に油の抜き取りが終わり、引き取り先に曳航されている。

船尾部は今後、撤去作業が開始される見通し。美須賀海運はそれまでの間、警戒船による監視などを継続する。