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大隅物流、アストラ製ワクチンの陸上輸送で協力

2021年8月31日 (火)

メディカル医薬品専門の運送会社の大隅物流(茨城県稲敷市)は31日、日本政府を通じて台湾、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアに提供されたアストラゼネカ社製の新型コロナウイルスワクチンの輸送に協力したと発表した。郵船ロジスティクス(東京都品川区)の協力会社として、トラック輸送を担うとともに、輸送中の温度モニタリングのためのマッピングボックスの提供も行った。

大隅物流はことし、国内のトラック運送事業者では初めて、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品温度管理輸送の品質認証プログラム「CEIVファーマ」を取得。19年10月に成田国際空港が結成した「成田空港コミュニティ」に立ち上げメンバーとして参画して以来、航空貨物輸送時における温度管理を含め、引き受けから納品まで一貫した品質管理に取り組んでいる。

同制度は欧州連合(EU)や世界保健機関(WHO)などの医薬品物流基準(GDP)を網羅しており、大隅物流は今後も、医薬品流通における品質維持に貢献していく方針だ。

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