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サービス・商品総合物流企業のエフシースタンダードロジックス（FCS、大阪市中央区）は1日、中国から日本への海上輸入の手続きを簡素化・最適化できる新たな物流サービス「D2D」（ディー・ツー・ディー）を発表した。海上コンテナ船による輸送サービスや、日本国内における輸入通関、配送手配などの手続きを簡素化し、まとめてオンラインで提供する。
出所：エフシースタンダードロジックス
同社は日中間で20年間にわたりフォワーディング業務や通関業務を行っており、昨春には中国から阪神港へ運航する高速フェリー、自社拠点での倉庫作業、輸入通関、国内配送などの作業を一つのサービスにまとめたサービス「海上速達便」を開始。同サービスのノウハウを、海上コンテナ輸送のための「D2D」にも活かす。
出所：エフシースタンダードロジックス
同社は7月、D2Dメンバー専用のオンラインコミュニティーの場として「D2Dメンバーズ」を公開し、輸入貿易における輸送情報や製品情報、料金シミュレーターなどを提供。メンバー間で「スペース」「情報」「業務」の3つのシェアの実現を目指している。
エフシースタンダードロジックスは2000年5月に創業し、06年3月に設立。20年3月期の売上高は98億円で、従業員数は167人。海外グループ全体では1200人を数える。
