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三菱ふそう、低燃費でパワフル走行可能な新車投入

2021年9月7日 (火)

荷主三菱ふそうトラック・バス(川崎市幸区)は7日、大型トラック「スーパーグレート」シリーズに「6R20」型エンジンを搭載したショートキャブモデルを追加したと発表した。新モデルの最初の2台を富士運輸(奈良市)に納入した。低燃費でパワフルに走行できる新型エンジンを導入することで、より効率的な輸送が可能となる。商用車メーカーにも、物流業務の効率化を意識した仕様のモデルを投入する動きが広がってきた。

ショートキャブモデルは、フルキャブと比べて貨物を積むスペースをより多く確保できる。新モデルは、こうした特性を生かすため、少ない回数でより多くの貨物を運ぶ業務において輸送効率を求めるニーズに対応できる仕様とした。輸送効率化を図ることで、昨今のカーボンニュートラルに向けたCO2排出量の低減や、物流業界におけるドライバー不足などの課題の解決にも貢献する。

「スーパーグレート」の新モデルに搭載した「6R20」エンジンは、総排気量10.7L。低燃費でパワフルな走りとスムーズな加速を実現し、環境への配慮においても優れた性能を備える。燃焼システムの最適化によりさらなる低燃費を実現し、ストレスを感じない力強い走破性と優れた燃費を実感できる。旧型エンジンと比べてエンジン単体で170キログラム軽くしたことで、積載量の向上につなげる。環境へ配慮した輸送のニーズが社会全体で高まりつつあるなかで、低燃費での走行を可能にすることで環境に配慮した輸送を実現する。

富士運輸は、毎回一定の配送業務を効率的に輸送する課題に対応するための新車両として、より多くの積載を可能にするショートキャブと力強い走行を実現する新モデルを評価した。