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物流連インターンシップ、ライブとウェブ併用開催

2021年9月8日 (水)

行政・団体日本物流団体連合会(物流連)は8日、「令和3年度物流業界インターンシップ」を開催したと発表した。学生に物流業の社会における重要性や先進的な活動を理解してもらう取り組み。将来の物流の担い手となる人材育成につなげる狙いもある。

パネルディスカッションの様子(出所:日本物流団体連合会)

物流連と物流関連の企業26社と2団体の共同で、東京と大阪の両会場のほか、ウェブも活用して開催。計648人の学生が参加した。

ウェブサイトでは、共催の企業や団体による業界研究セミナーを実施。学生は自由に企業ルームへ入室し、各企業・団体の担当者から事業内容や仕事の醍醐味について説明を受けた。会員企業の若手社員でつくる「物流いいとこみつけ隊」によるパネルディスカッションや「なんでも相談会」では、学生が興味深く質問したり、社員の話に熱心に耳を傾けたりしていた。

特設ブースでの各企業のプレゼンテーション(出所:日本物流団体連合会)

東京や大阪の会場では、就職活動に向けた講演会や、特設ブースで学生へのプレゼンテーションなどを開催。学生が興味のある企業ブースを訪問し、採用や入社後の仕事について質問をする姿が見られた。

物流連は、注力すべき重点項目のひとつとして「物流業を特に若い世代に『等身大』で見てもらえる活動」を掲げる。今回のインターンシップ開催も、こうした観点を意識した取り組みだ。物流現場の担い手不足が業界全体の課題となるなかで、若い世代に魅力的な物流の姿を示す好機と位置付けて、より効果的な内容のインターンシップの場となることを期待したい。