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ソフトバンクと九大、LPガス配送最適化で共同研究

2021年9月13日 (月)

ロジスティクスソフトバンクと九州大学は13日、LPガス販売事業などを展開するアイエスジー(千葉県船橋市)の協力のもと、AI(人工知能)やIoTを活用したLPガス容器の配送最適化に向けた実地テストを9月20日に開始すると発表した。配送員の高齢化や人材不足が課題となっている、LPガス容器の配送業務の効率化が狙いだ。

ソフトバンクと九州大学は2020年5月に、AIを活用してLPガス容器の配送最適化に関する共同研究を開始。九州大学の「マス・フォア・インダストリ研究所」が、ガスの残量予測モデルと、配送計画・ルート策定モデルを作成し、ソフトバンクがこれらのAIモデルを活用したシステムを開発している。

共同研究によって、得られるとされる効果(出所:ソフトバンク)

今回のフィールドテストは、これまでの共同研究の結果を実際の配送現場で検証するもので、ソフトバンクがLPガスメーターメーカーに提供している「LPガススマートメーター向け通信ボード」から収集するデータや、LPガス事業者が保有する人員・車両情報などから、配送計画を最適化。ソフトバンクは検証の結果をもとにシステムの改善を行い、22年春をめどにサービスの実用化を目指す。