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CMA CGM、コンテナスポット運賃値上げを一時停止

2021年9月14日 (火)

ロジスティクスフランスのコンテナ海運大手CMA CGMは、同社グループの全てのコンテナ輸送のスポット運賃の値上げを、2022年2月1日まで停止すると発表した。コロナ禍以降、上昇を続ける運賃を抑えることで「顧客との長期的な関係を優先する」としている。

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が始まって以来、各港湾の混雑や需給バランスの不均衡などにより、コンテナ輸送のスポット運賃は上昇。CMA CGMによれば2021年に入ってからも上昇は続いており、同社グループは「海運業界において前例のない状況に直面しており、このような市場主導型の運賃上昇は今後も続くと予想されるものの、顧客関係の強化をより重要視する」としている。

CMA CGMは、同社グループが困難な状況においてもサプライチェーンを維持する方針をアピール。19年末以降に新造船や中古船の追加導入を進め、過去15か月で輸送能力を78万TEU増強した。