横浜冷凍、温暖化防止大賞｢環境大臣賞｣に選定

拠点・施設横浜冷凍は16日、第24回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞の「環境大臣賞」に選ばれたと発表した。横浜冷凍の冷蔵倉庫事業における脱フロン化や地球温暖化対策への取り組みが評価された。

「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」は、オゾン層保護対策と地球温暖化防止対策の促進を目的とした表彰制度。オゾン層破壊物質や温室効果ガスの排出削減、回収、処理などの着実な実施、これらに関する調査、研究の進展に顕著な功績をあげた産業界や団体、個人が対象となる。

横浜冷凍は、冷蔵倉庫の脱フロン化と地球温暖化対策に積極的に取り組んでいる。脱フロン化については、1990年代後半からアンモニアなど自然冷媒を使用した冷蔵倉庫を建設して、実証実験を進めてきた。2001年以降の新設冷蔵倉庫はすべて自然冷媒を使用するほか、既存設備についても脱フロン化工事を計画的に進めている。温暖化防止の取り組みについては、屋上太陽光発電システムの導入を推進。06年に初めて導入して以来、現在は国内17カ所、海外2カ所で稼働している。