M&Aパナソニックは17日、製造・物流業向けソフトウェア開発企業の米国ブルーヨンダーの80%の株式追加取得を完了したと発表した。2020年7月に取得済の20%分と合わせて全株式を取得し、買収を完了したことになる。
今回の80%の株式追加取得に係る対価は総額70.8億米ドル(7760億円)。2020年7月の20%取得時に支払った8.1億米ドル(873億円)と合わせて、取得額は78.9億米ドル(8633億円)となる。
ブルーヨンダーは今後もブランドを維持。パナソニックは22年4月に持株会社制に移行する予定で、分社化により設立するパナソニックコネクトがブルーヨンダーの事業を受け継ぐ。ブルーヨンダーの経営陣は引き続き経営に携わる。
パナソニックは、ブルーヨンダーのノウハウやアセットを取り込むことで、最終的には両社による「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」の実現を目指す。