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三菱ふそう、販売店デジタル化推進でサービス向上

2021年10月5日 (火)

(出所:三菱ふそうトラック・バス)

荷主三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は4日、本社直系の販売拠点に、販売店業務をデジタル管理するためのソフトウェア「デジタルサービスセンター」を本格導入すると発表した。スムーズな整備を実現するとともに、顧客へのサービスの質と従業員の作業効率を向上させ、「販売店のデジタル化」を加速する。すでに10拠点に導入しており、年内に60拠点にまで拡大する。

事務所と整備エリアに設置したモニターで店内の状況を把握し、販売店全体の整備計画を最適化する。導入により、複数のアナログなツールで行っていた作業の重複を減らすほか、整備作業状況のリアルタイムでの確認、拠点ごとに異なる業務プロセスの標準化などが見込めるという。

同社は2019年から、複数の拠点で同ソフトを試験的に導入。旗艦店の一つと位置付ける東京の品川支店では、ことし3月の導入後、旧来のホワイトボードを全て撤去し、作業をデジタル化することで、既存のプロセスの8割をデジタル化した。

デジタルサービスセンターは、同社が使用する顧客管理システム「FORCE」(フォース)と連携可能。販売店はFORCEから顧客情報をデジタルサービスセンターに呼び出し、業務管理に役立てることができる。一部の販売店は連携機能を活用し、車両の入庫時にFORCEから顧客データを抽出している。