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横浜冷凍が千葉に冷凍倉庫新設、東関東の重要拠点

2021年10月11日 (月)

拠点・施設横浜冷凍は8日、千葉市若葉区に「千葉リサーチパーク物流センター」(仮称)の建設工事に着手したと発表した。2023年2月の完成を目指す。

建設予定地である「ちばリサーチパーク」は東関東自動車道の佐倉インターチェンジ(IC)から6キロメートルに位置し、東京都内をはじめ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を経由して北関東や東北地区など広域アクセスも可能で、茨城県の大洗港・北海道間のフェリー貨物の取り扱いも見込める物流の要衝に位置する。

横浜冷凍は既に圏央道沿いで6か所、計14万トンの冷蔵倉庫を展開。今回新設する物流センターが関東地区の東の拠点として加わることにより、首都圏から北関東までをカバーする広域物流ネットワークが完成する。

▲千葉リサーチパーク物流センター(仮称)の完成イメージ(出所:横浜冷凍)

コンセプトを「省人化・省力化に特化した、地球にやさしい最新鋭の次世代型冷蔵倉庫」と設定し、作業用ロボットを使用したデバンパレタイズシステム(DPS)を導入し、荷下ろし後の貨物の運搬からパレットへの積み上げ、フィルム梱包までの一連の作業を完全に自動化。従来の半分以下の人員での作業が可能となる。省エネ化施策として、横浜冷凍で最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入し、初の「蓄電による冷蔵倉庫の冷却」を実施。平常時だけでなく災害等の非常時にも、当センターで発電したエネルギーで倉庫内の冷却を可能とする。

横浜冷凍が8日に建設地で開いた起工式で、吉川俊雄会長は「千葉リサーチパーク物流センターの建設によって、東京の東の入り口を確保することができた。環境配慮や働き方改革などSDGs精神に則った、画期的な冷蔵倉庫となる」と意義を語った。