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独ポストDHL、7-9月期EBIT好調で通期見通し引上げ

2021年10月12日 (火)

財務・人事ドイツポストDHLグループが12日(日本時間)に発表した第3四半期決算によると、7−9月期のグループEBIT(利払前税引前利益)は17億6500万ユーロ(2311億円)で、前年同期実績を4億ユーロ上回った。1月から9か月間の累計は57億6000万ユーロ。

第3四半期の好調な推移を受け、同社は21年度のEBITとフリー・キャッシュフローの見通しを引き上げる。

グループ最高経営責任者(CEO)のフランク・アペル氏は「9か月の期間中、すでに前年度の通期業績を上回った。世界の貿易は、前年と比べて大幅に加速した。同時に、eコマースの発送数量は高水準を維持している」と述べ、ピークシーズンを前に、楽観的な見方を示した。

部門別では、特にDHL部門が大幅な増益を達成した。海上貨物市場、航空貨物市場はともに、輸送能力がひっ迫した状況が続いた。エクスプレス部門は9億7000万ユーロ(前年同期は7億5300万ユーロ)、国際貨物輸送部門は3億7000万ユーロ(1億5500万ユーロ)、サプライチェーン部門は1億4000万ユーロ(1億1200万ユーロ)、eコマース・ソリューション部門は9000万ユーロ(7600万ユーロ)、国内郵便・小包部門は3億ユーロ(3億2000万ユーロ)と、国内郵便・小包部門を除くすべての部門が前年実績を上回った。