ロジスティクスSHKライングループで物流事業を担うマリネックス(大阪市北区)は13日、グループ船社で横須賀-新門司を結ぶ東京九州フェリー、下関-中国・太倉を結ぶ蘇州下関フェリーを組み合わせてリードタイムの短縮を実現する小口混載サービスの取り扱いをはじめる、と発表した。
小口混載サービスでは、横浜の指定倉庫に集約した後、同社のトレーラーで横須賀港、東京九州フェリー、新門司、下関港を経て蘇州下関フェリーで中国・太倉港に5日間で到着する基本輸送行程とする。

▲フェリーを経由する小口混載サービスのイメージ(出所:SHKライングループ)
1RT当り3万円からの料金を設定し、週2便運航する。定温定湿のフェリーの輸送環境を利用し、梱包材などの使用をなるべく抑えるほか、RORO荷役作業による低振動・低衝撃もセールスポイントとして提案する。
SHKライングループの内航フェリーと外航フェリーをつなげることで、国内の陸送を抑えながら、短納期の輸送を低価格で提供。フェリーの輸送環境を利用した「梱包レス」などの環境配慮型の輸送提案、華北地区への同等なサービスの開発などを進めることで、中国向け小口貨物の「航空輸送の代替輸送モードの一つ」として活用を促す。