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マリネックス、中国向け小口混載輸送サービス拡充

2022年4月1日 (金)

ロジスティクスSHKライングループのマリネックス(大阪市北区)は3月31日、中国向け小口混載サービス「3E-Express(エクスプレス)」を大幅に拡充すると発表した。横須賀と新門司を結ぶ東京九州フェリー(TQF)と下関と中国・太倉を結ぶ蘇州下関フェリー(SSF)を組み合わせた従来の「太倉ルート」に加えて、下関と韓国・釜山の間を運航する関釜フェリーを利用した韓国経由トランシップ(積み替え)輸送の「青島ルート」を新設する。

2021年10月に取り扱いを始めた「太倉ルート」は、横浜指定倉庫~横須賀港~TQF~新門司~下関港~SSF~中国太倉港を5日間で輸送する往復週2便の小口混載サービス。海上輸送がひっ迫する環境下で、多くの引合いを得ている。

新設する青島ルートは、中国・華北地区に進出している企業数社からの要望を受けて開設。基本行程は、TQFルート(太倉ルートと同じ)~関釜フェリー~釜山~韓国経由トランシップ~青島または石島。首都圏発青島行きを週3便、青島・石島発首都圏行きを週3便の計6便を運航。太倉ルートとほぼ同様の5日間のリードタイムと料金を設定する。

航空便と比べても遜色ないリードタイムと低料金によるサービスを提供するほか、定温・定湿のフェリー輸送環境を活用して梱包材などの使用を極力抑える。さらに低振動・低衝撃の荷扱いを徹底する。マリネックスは華北地区向け小口貨物の輸送について、航空輸送の代替輸送モードとしての活用を訴求する。

(出所:SHKライングループ)