国内国土交通省北海道開発局とヤマト運輸(東京都中央区)は20日、北海道の強みである「食」と「観光」を戦略的産業として強化していく取り組みを推進する協定を結んだと発表した。
2016年3月に閣議決定された北海道総合開発計画では、食と観光を提供する地域を「生産空間」と位置付け、活性化に向けた取り組みを重点的に実施している。ヤマト運輸は全国に張り巡らせた物流網を活用して、北海道の地域を支える物流サービスの提供に取り組む。
両者は今回の協定締結を契機として、北海道の地域社会への貢献という共通の目標に従い、相互の強みやネットワークを相乗的に活用し、より効果的な施策を推進する。
協定は、物流の確保に関する取り組み▽道路交通の安全性の確保に関する取り組み▽災害等に伴い広域的に影響が及ぶ国道の通行止め時の情報共有に関する取り組み▽その他生産空間の維持・発展に向け両者が連携・協力することができる取り組み、の連携項目を定めている。