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四万十町、物流や防災の観点でドローン運航を実証

2021年10月18日 (月)

▲ドローンで撮影した四万十川(出所:高知県四万十町)

国内高知県四万十町は15日、ドローン運航管理システムの実証実験を町内で実施すると発表した。ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト「地域特性・拡張性を考慮した運航管理システムの実証事業」にかかる公募に採択されたA.L.I. Technologies(東京都港区)の開発したドローン運航管理システム「C.O.S.M.O.S.」(コスモス)を活用。救援物資や生活用品などを山間部や沿岸部へ配送する実証を行う。

四万十町では2019年度より、農業や観光の分野でドローンを活用。ことし5月からは、A.L.I.と連携して地域性から年間を通じてドローンの活用可能性が高い「防災」「物流」「測量」「調査」の4つのユースケースを想定した検証を進めている。

今回の実証実験で活用するコスモスは、幅広い活用を前提に設計されており多様なニーズに応えることが可能な仕様だ。10月27日には救援物資をドローンで高台から沿岸部へ配送。標高約200メートルの地点から、沿岸部へと救援物資を運ぶ。10月28日には、生活用品をドローンで山間部の集落へ配送。生活用品などを山間部の集落へ届ける。

今回のドローン運航管理システムの活用により、持続可能な運航に必要な安全面を担保しながらも定量的なコストを下げられる、新しいドローン運用のあり方を提案する。