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大和物流が仙台に物流施設を着工、22年11月完成

2021年10月21日 (木)

拠点・施設大和物流は21日、物流施設「仙台扇町物流センター」(仮称、仙台市宮城野区)を着工したと発表した。2022年11月末の完成を予定し、仙台エリアを商圏とする流通業者や小売業者向けの保管・輸配送拠点として運営する。

国道45号に面しており、仙台市中心部まで20分と近い。国道4号など主要道路を利用すれば仙台市内全域に容易なアクセスが可能。消費地への輸配送に適した立地であるのが特徴だ。

仙台東部道路「仙台東インターチェンジ(IC)」「仙台港IC」からそれぞれ4キロメートルと近接し、東北自動車道を介して東北各県や関東地方への広域配送にも対応。東北唯一の国際拠点港湾「仙台塩釜港」から8キロメートルで、海上輸送にも適している。

機能面では、建屋はカゴ台車などの荷役に適した高床式倉庫とした。バースにドックレベラーを設置し、海上コンテナなど多彩な貨物の取扱いを可能にするほか、フォークリフトや台車での積み下ろし作業を効率化し、荷役作業の生産性向上を図る。

バースには14台の大型トラックが同時に接車可能で、効率的な輸配送が求められる2次配送拠点や分散された物流拠点を集約するDCとしての運用にも対応。奥行13メートルのひさしも整備し、天候に左右されない作業が可能だ。

大和物流の仙台周辺における物流開発をめぐっては、04年に宮城県岩沼市に賃貸用物流施設を開業。11年には仙台市宮城野区に危険品倉庫、15年には宮城県多賀城市に物流センターをそれぞれ新設しており、今回が4か所目となる。

■仙台扇町物流センターの概要
所在地:仙台市宮城野区扇町1-7-5他
敷地面積:8384.38平方メートル
延床面積:1万6876.36平方メートル
構造:鉄骨造、地上5階建て