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トランコムが上期営業利益1割増、求荷求車好調

2021年10月25日 (月)

財務・人事トランコムが25日に発表した連結中間決算は、売上高が797億1600万円(前年同期比9.7%増)、本業のもうけを示す営業利益は39億5900万円(10.2%増)、四半期純利益は26億円(1.5%増)となった。

5月に静岡県袋井市の既設営業所の規模を拡張し、トラックドライバーの休憩施設などを備えた中継輸送拠点が稼働。7月には埼玉県蓮田市に同社最大規模の物流センターを開設し、関東の多様な輸配送機能を兼ね備えたコア拠点と位置付け、営業強化に取り組んだ。

このほか、求荷求車サービスの高度化を図るために倉庫と荷主のマッチングプラットフォーム「souco」(ソウコ)を運営するsoucoと資本業務提携契約を締結。配車業務の見える化を実現するため、会話サマリーAI電話を導入してサービスレベルと業務効率の向上に取り組んだ。

求荷求車サービスを中心とする物流情報サービス事業は、国内輸送需要の持ち直しにより貨物情報数が25.4%増加。空車情報数は0.6%減少し、成約件数は19.1%増えた。通期は従来予想を維持する。