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日本ロジテム2Q、自社倉庫の仕様変更費発生で減益

2021年11月15日 (月)

(出所:日本ロジテム)

財務・人事日本ロジテムが15日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、営業収益が前年同期比7.5%増の283億1600万円、営業利益が同5.3%減の3億1600万円、経常利益が同3.7%減の3億3300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.9%減の1億9000万円で増収減益だった。

貨物自動車運送事業は、営業収益は前年同期比6.8%増の120億5600万円、セグメント利益は同18.9%増の9億5400万円で増収増益だった。通販関連の需要拡大やインテリアなどの荷動き復調による輸送量の増加や、新設拠点における食品の配送業務開始が収益をけん引した。

センター事業は、営業収益が同4.6%増の63億600万円、セグメント損益は1億100万円の黒字(前年同期は1億900万円の赤字)だった。前年度の開設拠点の本格稼働が収益に貢献。新設拠点の稼働開始による取扱増や、倉庫内作業の効率化や料金改定も奏功し黒字転換した。

一方、アセット事業は、営業収益が同4.9%増の65億8400万円、セグメント利益は同77.3%減の1億3400万円で増収減益だった。取扱拠点の増加により通販関連の保管面積が拡大したことなどから増収を確保したものの、得意先の新規誘致に伴う自社倉庫の仕様変更工事の実施に加え、拠点新設に伴う初期費用の発生、得意先の移転による倉庫稼働率の低下が響いて減益となった。

2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月14日公表の前回数値を据え置いた。