ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

アシスト、AI活用で最適発注支援システム提供へ

2021年11月16日 (火)

(イメージ)

産業・一般アシスト(東京都千代田区)は16日、野村総合研究所が開発・提供する小売業の発注業務にAI(人工知能)を適用する「AI発注支援システム」をリテール業界に提供していくと発表した。物流現場における在庫の適正化や業務負荷軽減に貢献できるシステムとして注目を集めそうだ。

小売業で扱う商品は多品種にわたるため需要予測の難易度が極めて高く、AIの導入効果が期待される分野だが、それゆえにデータサイエンティスト不在では実現が難しいとされている。トレンドに追随するための予測モデルの精度維持や管理といったデータサイエンス領域での課題に加えて、在庫を多めに抱えることで発生する廃棄ロスや発注・補充に携わる担当者の業務負荷が非常に高いことなどが課題となっている。

今回リテール業界に提供していくシステムは、これまでデータサイエンティストにしかできなかったデータ分析や数値予測を、AIの活用に加えて野村総合研究所が培ったノウハウを発注業務に組み込むことで、商品の自動発注を実現。商品の在庫最適化の実現に加えて、付帯業務を含めた発注業務担当者の工数・負荷軽減につなげられる。

アシストは、AI発注支援システムを小売業向けに積極的に訴求していくほか、発注に関わるデータの連携や分析のニーズに対応するため、AI発注支援システムの営業とあわせてアシストが持つノウハウを活用し最適なソフトウェアを提案することで、顧客満足度をさらに高め、リテール業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援していく。