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米リネージュ、40年までに炭素排出ネットゼロ誓約

2021年11月17日 (水)

(出所:リネージュ・ロジスティクス)

国際米リネージュ・ロジスティクスは、2040年までに炭素排出量をネットゼロにすることを誓約したと発表した。温度管理産業用の物流ソリューションを提供するリネージュは、コールドチェーンで持続可能性の革新を主導するため、ネットゼロでの操業を明確化することで、社会における脱炭素化に貢献するとともに、企業価値向上にもつなげる狙いだ。

アマゾンとグローバル・オプティミズムが共同で設立したクライメート・プレッジは、200社以上の企業が協力する業界横断的コミュニティーであり、企業行動を促して気候危機に対処することを目的としている。リネージュは、その誓約への署名を契機として、持続可能性への取り組みを強化。温室効果ガス排出量を毎年測定して報告するほか、効率向上や再生可能エネルギーの活用、原材料削減など事業変革とイノベーションを通して脱炭素戦略を実施する。

残る排出量は、定量化可能な実際の永続的で社会的に有益なオフセットによって中和することにより、40年までに年間炭素排出のネットゼロを達成する。

リネージュは、革新的なエネルギー効率化策、オンサイトでの発電と蓄電、ネットワーク全体の基準を組み合わせ、日々の運営に伴う炭素の排出を最小化および排除することで、クライメート・プレッジの目標達成を目指す。

リネージュのグレッグ・レームクール社長兼最高経営責任者(CEO)は今後の活動方針について、「リネージュはこの分野での立証された成果を基に、物流の最適化、冷蔵システムの効率化、再生可能エネルギー技術の革新に引き続き力を注いでおり、脱炭素化に向けての業界の邁進を主導し、他の企業にも気候への影響を減らすよう働きかける」とコメントしている。