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米リネージュロジ、欧州で温度帯物流3社を買収

2022年1月14日 (金)

(イメージ)

M&A米リネージュ・ロジスティクスは14日、ヴァンタイルロジスティクス、H&Sコールドストアーズ、フリゴケア・ロッテルダムの3社を買収すると発表した。これにより、リネージュはオランダで25万立方メートルの温度管理物流スペースを増やすことになる。買収額は非公表。

ヴァンタイルロジスティクスは、温度管理物流を強みとするオランダの冷蔵・冷凍輸送専門企業で、自社所有の修理ステーション、60台のトラック、90台のトレーラーを保有。多様な温度の3万パレット・スペースの倉庫保管サービスと、不動産保有部門を展開している。

H&Sコールドストアーズは欧州最大のインターモーダル液体食品事業者であるH&Sグループから買収したオランダの物流企業で、リネージュは同グループから物流フォワーディング事業も取得した。H&Sグループの物流フォワーディング事業は、250台以上の自社車両と契約車両で欧州全域をネットワークし、液体食品業界向けに1500台以上のタンクユニットを提供している。

この買収により、リネージュの欧州拠点網は4万8000トンの液体保管スペースが増加する。H&Sコールドストアーズのエルストとティールの施設は、ベネーデン・レーウェンのほかの既存施設に近い新設施設に移管される計画で、ロッテルダム港に近いこの新しい低温倉庫は、2022年半ばまでに運用をはじめる。

また、フリゴケア・ロッテルダムは北大西洋とアジアからロッテルダム港に着く冷凍魚の輸入品処理の専門企業で、リネージュはフリゴケア・ロッテルダムのオランダ施設を買収。ともに同じ湾内のリネージュの既存施設に近く、ロッテルダムで2万平方メートルの倉庫、1万5000パレット・ポジションが増加することになる。